令和5年9月23日(土)の午前10時から秋季彼岸会が行われました。御詠歌・般若心経三巻による彼岸供養・長寿者表彰・法話が行われました。白寿の表彰の参加はありませんでしたが、米寿者として会澤初美さん・神田宗秋さん・神田頴昌さん・三代和子さん・河野 敏さん・三浦喜代子さん・副田ツル子さんの7名に参加していただきました。法話の内容は以下の通りです。
『おかげさまの生き方』
~ 感謝する生き方には意味がある ~
1 前住職金山道玄の遷化(逝去)で考えたこと
・歯の大切さを実感 → 誤嚥性肺炎とのつながり
・故人を思い出すには他人の存在が必要
2 生まれ変わり(輪廻)を信じた方が幸せになれる
・初孫誕生の逸話 → 道玄和尚の面影か?
・私たちは「自分で選んだ人生」を生きていると考えた方が楽
3 三毒=人間が最もやってはいけないこと
・「貪、瞋、痴」の生き方をしていると自分も周りも傷つける
・瞋=怒りや不平、不満、悪口は、口に出すたびに脳内でマイナスのネットワ ークを拡大していく → 三毒の生活をしていると不幸へまっしぐら
4 おかげさまの生き方がなぜ合理的なのか
・私たちの脳は、興味関心を持っていることを集める傾向にある
→ 例:アマゾン・楽天での買い物、ユーチューブなどの動画の構成
・最新の脳科学の成果=体重の2%の脳が20%の血液を必要とする
→ それでもすべての情報を処理できないので自動で取捨選択をしている
・人間の意識は氷山の一角=無意識でも同じことが行われている
・幸せになりたいのなら、目の前の小さな幸せを見つけ言葉にする必要がある
・お金や能力は幸せへの近道ではあるが不十分 = 意識・考え方の方が大事 → 周囲を変えるのでなく、自分を変えていくのが仏教
5 「心=脳」を変えられない人は「型(言葉)」を極楽 言葉に変える=脳内のネットワークを変えていく!
①ついてる ②うれしい ③楽しい
④感謝してます ⑤しあわせ ⑥ありがとう
⑦許します ⑧信じています ⑨おかげさま
総代長の小野さんの挨拶(彼岸に行きかけた話をしていただきました)
月耀会メンバーによる御詠歌
彼岸法要の様子
長寿者への賞詞および袈裟授与
住職による法話