御詠歌月耀会の活動の一環として、毎年4月8日のお釈迦様の誕生日前後に降誕会を行っています。釈迦如来御誕生御和讃をお唱えした後、般若心経三巻をあげ御釈迦様の誕生を祝いました。お釈迦様は生まれた後すぐ、東西南北に7歩ずつ歩かれて、「天上天下唯我独尊」と叫ばれたことになっています。この言葉は、一般的に使われている「あの人は唯我独尊的な人だ」という批判めいた内容とは全く逆の意味が本来のものです。誰しも自分が一番尊いと考えているからこそ他者を尊重しなければならない=他者尊重ができない人は自分を本当の意味で肯定できていない人、となるのです。自分が最も尊いと考えているのは他者も全く同じなので、互いに思いやりを持って接しなければならないのです。